ふと浮かぶ妄想ノート

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婦人科で行われる診療の流れと受診のポイント

最終更新日 2024年4月29日

婦人科は、女性専門といっても経験がないとイメージが湧かず不安を覚えやすい診療科で、実際に何が行われるのか知らない人もいます。
しかし、女性の健康を総合的に守る頼りになる診療科なので、早めに詳しく知ったり活用することが大切だといえます。

 

婦人科の主な目的

この診療科の主な目的は、身体を専門的に診てサポートを行うことにあります。
つまり心の悩み相談は別なので、より適した診療科に相談するか、併設する施設に通うことになります。
一般内科のように、良くある身体の不調も診てもらえますが、あくまでも女性の身体の観点から診療が行われます。
例えば、ニキビのような皮膚科の範囲に含まれる症状であっても、原因に女性ホルモンのバランスや変化が考えられるわけです。
女性特有の症状の1つに不正出血が存在しますが、重大な病気が疑われる場合は、直接性器を確認するケースもあります。
手で触れて確認する診察を内診といいますが、内診は必要だからこそ行われますし、この方法によって正確に診断できる疾患も少なくないです。
勿論、医師は初めて内診を受ける人の抵抗感を理解しているので、信頼関係を築いたりリラックス状態へと導いてから内診を行います。

 

婦人科における基本的な診療の流れ

婦人科における基本的な診療の流れとしては、窓口で受け付けを済ませて問診を受けますが、生理の状況や初経を経験した年齢、性体験などを答えることになります。
これらはプライバシーに関わるので、答えにくいのは当然ですが、医師の診察や診断、治療方針に関係してくるので重要です。
婦人科の医師は、患者さんのプライベートに踏み込む問診に慣れていますから、恥ずかしい思いをさせない為に淡々とした口調で素早く終わらせます。
問診の次は触診か内診ですが、どちらを行うかは症状や疑われる疾患によるので、いずれも覚悟しておいた方が良いでしょう。
触診は気になる部分を身体の外側から、しこりなどがないか医師が手で触れてチェックします。
一方、内診は専用の台に座り、リラックスした体勢で身体を預けることになります。
必然的に足を開く必要があるので、この体勢は確かに恥ずかしさを覚えさせますが、スムーズに診察が進めば数分で済みます。
医師の顔が見えないように、カーテンで仕切るなどの配慮がありますから、恥ずかしいと感じるのはあっという間です。

 

婦人科の検査はとても種類が多い

内診では膣に指を入れるので、清潔な手袋をはめてから診察に進みます。
言うまでもありませんが、使い回しはあり得ないので、手袋そのものの衛生を気にする必要はないでしょう。
触診や内診で疾患の疑いが強まった場合は、次の段階の検査で詳しく調べられます。
婦人科の検査はとても種類が多く、尿検査や血液検査に細胞を採取する細胞診、培養検査や子宮鏡検査など多岐にわたります。
尿検査は妊娠状態の判定や感染症の細菌の有無、血液検査は腫瘍が良性かどうか、貧血状態の確認にも用いられます。
細胞診は患部の細胞を綿棒などで取って、これを調べてがん細胞の有無を確認します。
培養検査は細菌、微生物の判断に有効で、主におりものを採取して培養します。
子宮鏡検査は名前の通り、子宮に小さいカメラを入れて、ポリープや筋腫がないか観察するものです。
映像でしっかりと状態が確認されますから、恥ずかしいといえば恥ずかしいですが、婦人科だからこそ受けられる大切な検査でもあります。
身体の外側から行う検査には、超音波検査やCT、MRI検査といったものが存在します。
超音波検査はお腹にプローブと呼ばれる探触子を当てる方法と、棒状のプローブを膣に入れる2種類の方法があります。

 

事前に聞かれる内容を確認したり答えを用意しておく

CTはX線、MRIは強力な磁気が用いるもので、それぞれが映し出した画像は状態を調べる判断材料になります。
問診での受け答えが詰まったり、曖昧な返事で医師に必要な情報が提供できないと、診療が進まなかったり時間が掛かってしまいます。
恥ずかしい診察の時間が延びることもあり得るので、事前に聞かれる内容を確認したり、答えを用意しておくのが賢明です。
症状は何時から始まったのか、何処にどれくらいの頻度かなど、なるべく具体的にメモすることをおすすめします。
婦人科では、女性の周期の月経を重要視しているので、普段の周期や直近の日付、性交渉についても受け答えする必要があります。
受診前の性交渉は、診察の妨げになる恐れが強いですから、受診日の前日は特に控えましょう。
外出前に浴びるシャワーについては、外陰部をきれいに洗うのは良いですが、膣内はそのままの状態を保つのがベストです。
おりものの確認、あるいは検査をしないとは限らないので、一見症状と無関係に思えても念の為膣内は洗わないようにします。
医師は微妙な血色の違いや爪の状態も診ますから、メイクは程々にマニキュアなども控えるのが正解です。

 

まとめ

受診の目的は疾患の診断ですから、おしゃれよりも診察の方が優先されます。
服装も触診や内診を考慮して、ゆったりとしたスカートやワンピースなどが推奨されます。
タイトなパンツだと、脱ぐのに手間取ったり時間が掛かることもあるので、パンツを選ぶにしてもラフな方が便利です。

 

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