最終更新日 2024年3月26日
「会社員としての株を上げたい」
「USCPAと日本の公認会計士の違いが知りたい」
「USCPAを取得するメリットは何？」
USCPAは米国公認会計士という資格であり、日本人でも保有する人が増えています。
こちらの試験では英語で専門的な問題を解くことになるため、英語能力と公認会計士としての知識やスキルの両方が必要不可欠です。
つまり、誰でも簡単に保有出来るような資格ではなく、難易度が高めであることを覚悟して受験する必要があります。
そこまでして保有する必要があるのだろうかと思うかもしれませんが、持っておくことには多くのメリットがあることも事実です。
まだ取得していない場合は保有のメリットを知り、受験するかどうか考えてみると良いでしょう。
海外取引のある日本企業やグローバル企業、海外の会社で働ける
USCPAに合格しておけば、海外取引のある日本企業やグローバル企業、海外の会社で働くことが期待出来ます。
一般的な公認会計士の資格だけを持っていても、英語能力がなければこういった職場で活躍することが難しいです。
独学で英語を身につけていたとしても、資格がなければ十分なスキルがあることを証明しづらいと言えます。
他の英語資格を持っていれば問題ないと思うかもしれませんが、ビジネス英語が出来ても税務や会計のための英語が使えるとは限りません。
専門的な単語や言い回しを理解していないと実務で使うことは難しいので、業界に関係ない英語系の資格を持っておくよりも会計や税務に特化している資格を取得しておくことが評価に繋がりやすいです。
所有していることで十分な能力があると判断され、レベルが高い企業からの採用率アップも期待出来るようになります。
現在勤めている会社での給与アップや評価に繋がる
現在勤めている会社での給与アップや評価に繋がる可能性も、メリットだと言えるでしょう。
既に会計事務所や税理士事務所で働いていれば、新たな職場を探す必要がないので大したメリットはないと思うかもしれません。
ですが、こうした職場や企業の会計部署で働いている場合は、資格取得が評価を変えてくれることもあります。
この資格を取れば奨励金が出ると明記されていることもあれば、業務に関連する資格取得をバックアップする、評価に入れるというケースもあるでしょう。
今はまだ十分な制度が用意されていない企業であったとしても、今後はグローバル化が推進されることで勤め先でも英語能力と会計能力の両方を有する人材が求められる可能性もあります。
そうなったときに資格があれば、真っ先に担当者やリーダーに選出される可能性が高くなり、結果として給与や評価が上がる可能性も高いです。
独立のチャンスを掴みやすくなる
独立のチャンスを掴みやすくなるというメリットもあります。
自分で税理士事務所や会計事務所を立ち上げることを夢見る人は多いです。
独立すれば思うようなサービスが提供出来るようになりますし、今までは挑戦出来なかったことにもチャレンジ出来るようになります。
けれども、利用してくれる顧客がいなければ何も始まりません。
新規の事務所は本当に良いサービスなのかどうか判断出来る要素が少ないため、経営者は顧客獲得に奔走することになります。
他事務所と似たような特徴しかなければ選んでもらえる可能性は低くなるため、差別化出来る要素があることが大切です。
USCPAは差別化に役立ってくれます。
高いスキルを持っていることの証であるため、初めて利用する人からも信頼出来そうだと思われやすくなるでしょう。
また、海外と取引を行う顧客を獲得出来るなど、仕事の幅を広げるチャンスも得られます。
いずれ独立して成功したいと思っているのであれば、将来のことを考えて取得しておくことも悪くないでしょう。
キャリアアップを目指しやすい
キャリアアップを目指しやすいこともメリットです。
独り立ちすることがなかったとしても、転職によってキャリアアップを目指すことも出来ます。
自分で事務所を立ち上げるつもりはないけれど、今よりも待遇や給与を良くしたいと考える人もいるはずです。
資格取得によって働いている会社で待遇アップが期待出来ないのであれば、他の場所に移って働くことも検討してみるべきだと言えます。
転職の際には問題も起こりやすいです。
待遇や給与に不満があることをハッキリ伝えてしまうと、それまで勤めていた場所と確執が出来る恐れもあります。
経営者同士で繋がっていることもあるので、他の事務所に応募しても採用が見送られる可能性もあるでしょう。
USCPAを取得していれば、これが活かせる職場で挑戦したいという大義名分を得ることが出来ます。
資格を活かせない職場を円満に退職してキャリアアップを目指したい人は、取っておいて損がありません。
まとめ
USCPAを保有することにはこれらのメリットがあります。
自分の力を示すことが出来るだけでなく、色々な状況で役立ってくれる存在であることを知っておくべきです。
もしも、自分にピッタリだと感じられる魅力があるのであれば、前向きに取得を検討してみるべきだと言えます。
簡単な資格ではなく取得までに長い期間を要することになるため、早いうちにじっくりと考えて取得するかどうか決めることがオススメです。
